常日頃からバイクのメンテナンスを心掛けることによって、トラブルの発生を防げます。その上、バイクの寿命が延びる可能性が高いです。自宅でバイクをセルフメンテナンスする際には、スパナをはじめとする専用工具が必要不可欠です。工具はプロ仕様の商品を揃えている専門店で購入しましょう。100円ショップなどで販売しているリーズナブルな価格帯の工具は、パーツの締め付けを十分に行えないケースが少なくありません。

バイクに乗車する折には、運転を開始する前に各パーツを点検することが望ましいです。先ず、タイヤの状態を確認します。磨耗や亀裂が生じている場合には、タイヤ交換を検討しましょう。放置して走行を続ける中で、タイヤが破裂して大事故を起こす危険性が高まります。

次に、チェーンの張り具合を目視します。チェーンの張りの調節は、バイクをスタンドアップさせてから行いましょう。その後、アクスルナットを緩め、スイングアームの両端に付いているチェーンアジャスターを微調整します。チェーンがピンと張った状態のバイクは、走行中にリアサスペンションが役割を果たさなくなり、転倒しやすくなります。運転終了後の手入れも大切です。チェーンに付着している汚れを取り除き、グリスを塗りましょう。

その他、フロントフォークとフレームのチェックも欠かせません。各パーツに生じている歪みが事故の原因となりかねないため注意しましょう。フロントフォークのオーバーホール、外装パーツのクリーニングを定期的に実施していれば、美しい状態を維持できます。